Lychee-リソースマネジメント活用術「工数」タブ編

Lycheeリソースマネジメントとは

Lycheeリソースマネジメントは「工数」、「稼働率」、「生産性」の3つの情報をグラフと表で表示する機能です。プロジェクトを横断して工数の情報を瞬時に集計し分析することができます。今回は「工数」タブの活用方法について紹介します。

「工数」タブでは予定工数と実績工数の差を可視化できます。工数の背景色は負荷が高いと赤色、負荷が低いと青色で表示されるので、負荷状況を一目で把握できます。背景色は予定工数と作業時間、またユーザーごとに割り当てた1日当たりの稼働時間から判定され、閾値を自由に設定できます。例えば、予定工数と比較して、作業時間が100%を超えた場合に赤色にするというように設定できます。

集計項目は3つまで追加できるので、状況に応じて様々な情報を集計してプロジェクトの分析ができます。

「工数」タブの画面(ユーザーで集計)

Lycheeリソースマネジメントの活用例

①メンバーごとの負荷状況の確認に利用する

利用するタイミング

  • プロジェクトの計画時
  • プロジェクトの進行中

利用方法

  • 「ユーザー」で集計します。
  • 各ユーザーの工数の背景色を見て誰が何日に負荷が高くなっているか確認します。
  • 背景色が赤色の工数がある場合はチケットの割り振りを見直す必要がある等の判断材料になります。

利用する役割

  • プロジェクトリーダーやマネージャー(タスクの調整の要否判断に利用する)
  • プロジェクトメンバー(他メンバーの負荷状況を確認し、余裕があればどのメンバーのタスクに協力するべきか判断するのに利用する)

上記の場合、水口さんの7/19-7/29までの工数が赤色になっていて、常に負荷が高い状況になっていることがわかります。この期間の他のメンバーの負荷は高くないので、水口さんの担当チケットを他のメンバーに変更する等の対策を考えられます。また、8/12を見ると全員のメンバーの負荷が高くなっています。この前後の日付では負荷が高くなっていないので、チケットの日程を見直すといった対策を考えられます。

 

②メンバーごとの作業内容の内訳の確認に利用する

利用するタイミング

  • 1on1ミーティングの時
  • 週次ミーティング等で作業内容の報告が必要な時

利用方法

  • 「ユーザー」×「プロジェクト」×「作業分類」で集計します。
  • メンバーごとに誰がどんな作業をしているのかを確認します。

利用する役割

  • プロジェクトリーダーやマネージャー(メンバーがどのプロジェクトでどんな作業をしているのか把握し、適材適所になっているか確認する)
  • プロジェクトメンバー(定期的に自身の作業内容を振り返る際に利用する・工数情報を元にした作業内容の報告が必要な時に利用する)

上記の場合、合計を見ると水口さんは「Redmineプラグインの開発」の「設計作業」に19時間、「開発作業」に24時間、「携帯電話向けゲームアプリの開発」の「設計作業」に16時間、「開発作業」に23時間かけていることがわかります。大下さんは「Redmineプラグインの開発」の「設計作業」に15時間、「開発作業」に21時間、「携帯電話向けゲームアプリの開発」の「設計作業」に9時間、「開発作業」に13時間かけていることがわかります。合計を見ることで全体の作業のバランスを把握し、さらに日ごとにどんな作業を実施したのかを簡単に確認できます。この情報を元にマネージャーとメンバーで業務の振り返りを行います。

 

③プロジェクトの状況整理に利用する

利用するタイミング

  • マイルストーンやバージョン終了時などプロジェクトの節目となるタイミング
  • プロジェクトの定例ミーティング時
  • プロジェクト終了後に振り返りを行う時

利用方法

  • 「プロジェクト」×「トラッカー」で集計します。
    • プロジェクトに対してどのトラッカーの工数が多いのか確認します。
  • 「プロジェクト」×「バージョン」で集計します。
    • プロジェクトのどの工程の工数が多いのか確認します。

利用する役割

  • プロジェクトリーダーやマネージャー(ざまざまな項目で集計し、プロジェクトを多角的に評価する)
  • プロジェクトメンバー(工数情報を元にプロジェクトの何に時間がかかってしまったのか確認し、今後のプロジェクト運営に役立てる)

上記の場合、「行政アプリの開発」プロジェクト、「ウェブサイトのリニューアル」プロジェクトでは「機能」の実績工数が赤色で表示されており、予定工数を超過していることがわかります。この場合、機能のチケットの予定工数の見積もりが甘いことや仕様変更等で予定より工数が多くかかってしまっていることが考えられます。このように必要に応じて様々な項目で集計を行うことでプロジェクトの状況を整理して今後の運営に役立てていきます。

まとめ

本記事では、Lycheeリソースマネジメントの「工数」タブの活用方法についてご紹介しました。
この機能を活用することで以下のメリットがあります。

  • 各ユーザーごとの負荷状況を把握できる
  • 各ユーザーごとの作業内容の内訳を確認できる
  • 集計した工数を分析してプロジェクトの状況を整理できる

運用に合わせてぜひご活用ください。