用意したチケットセットから一括でチケットが作成できない場合の対処法

本記事では、Lycheeチケットセットを用意したのにチケットを一括作成できない場合の対処法をご紹介します。

チケットセットを使った複数チケットの一括作成

Lycheeチケットセットを使うと、複数のチケットを一度に作成できます。これにより、チケット作成の手間を省くことができます。下の図の例では、「社内システム開発標準プロセス」のチケットセットを用意しておき、「社内申請アプリ開発プロジェクト」でチケットセットからまとめて複数のチケットを作成しています。

チケットセットを利用するには

チケットセットを利用するには、チケットセットの用意と、用意したチケットセットからチケットを作成できるようにするための設定が必要です。

チケットセットの用意

管理」>「チケットセット」よりチケットセットを作成します。詳しい手順については、マニュアルのこちらのページをご確認ください。下の図の例では、5つのチケットセットを用意しています。

チケットセットからチケットを作成できるようにするための設定

用意したチケットセットからチケットを一括作成するには、各プロジェクトのチケット一覧画面で「チケットセットからチケット作成」のリンクをクリックします。

Redmineのチケット一覧画面

「チケットセットからチケット作成」のリンクが表示されるには、以下の条件がすべて満たされている必要があります。

  • チケットを一括作成するメンバーに「チケットセット有効化」の権限が付与されていること
  • プロジェクトの設定でチケットセットが有効化されていること
  • プロジェクトの設定で用意したチケットセットが1つ以上有効化されていること

それぞれの条件について説明します。

管理画面およびプロジェクトの設定で確認すること

チケットを一括作成するメンバーに「チケットセット有効化」の権限が付与されていること

チケットセットからチケットを一括作成するには、「管理」>「ロールと権限」にて該当のロールで「チケットセット有効化」の権限が付与されている必要があります。この権限がないロールでプロジェクトに登録されている場合、チケット一覧画面に「チケットセットからチケット作成」のリンクが表示されません。

Redmineのロールと権限

一部のユーザーでチケットセットからのチケット作成ができない場合は、こちらの設定を見直しましょう。プロジェクトの各メンバーにどのロールが適用されているかは、プロジェクトの「設定」>「メンバー」より確認できます。

Redmineのプロジェクトの設定画面

プロジェクトの設定で確認すること

プロジェクトの設定でチケットセットが有効化されていること

チケットセットからチケットを一括作成するには、プロジェクトの「設定」で「Lycheeスケジュール管理(チケットセット)」のモジュールが有効化されている必要があります。無効の場合、チケット一覧画面に「チケットセットからチケット作成」のリンクが表示されません。

Redmineのプロジェクトの設定画面

プロジェクトの設定で用意したチケットセットが1つ以上有効化されていること

利用するチケットセットは、プロジェクトの「設定」>「チケットセット」より選択できます。下の図の例では、「システムテストの標準チケットセット」のみ有効化しているため、「チケットセットからチケット作成」画面で「システムテストの標準チケットセット」のみが選択肢として表示されています。

Redmineの設定画面

プロジェクトの「設定」>「チケットセット」で、すべてのチケットセットが無効化されている場合は、チケット一覧画面に「チケットセットからチケット作成」のリンクが表示されません。

用意したチケットセットをすべてのプロジェクトで利用したい場合は、「管理」>「チケットセット」より該当のチケットセットの編集画面で、「すべてのプロジェクトで使用」を有効化します。

Lychee Redmineのチケットセットの編集画面

この設定が有効化されていると、プロジェクトの「設定」から利用したいチケットセットを選択しなくても、デフォルトでチケットセットが利用できる状態になります。

まとめ

Lycheeチケットセットを用意したのにチケットを一括作成できない場合の対処法をご紹介しました。チケットセットからチケットを作成できない場合は、必要な条件がすべて満たされているか確認してみてください。

利用シーンごとのチケットセットの活用術については以下のページでご紹介しています。

 

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