2026年6月:アップデートの詳細
2026年6月のリリースに含まれる機能追加・機能改善/仕様変更を紹介します。
目次
- 1 Lychee Agile ver2.1.1
- 1.1 PBI(プロダクトバックログ・アイテム、チケット)をリリースラインに紐づけることで、「いつまでに何をやるか」のスコープ調整をしやすくしました。
- 1.2 リリースラインに間に合わないPBIをアラートで知らせる機能がパワーアップしました。
- 1.3 Neoカンバンにもリリースラインの区切り行とバッジが表示されるようになり、スプリント中にチームがリリース計画との乖離に気づきやすくなりました。
- 1.4 Neoカンバンのチケットカードのタイトル直下に、タグ(エピックなどとして活用)が表示されるようになりました。
- 1.5 Scrum@Scaleなど複数チームがある場合に、スプリントゴールをチームごとの「サブゴール」に分割して設定できるようになりました。
- 1.6 Lychee Redmine外で管理していた大量のPBIを一括でNeoバックログに取り込めるように、CSVインポート機能を追加しました。
- 1.7 詳細パネルに表示する標準フィールド・カスタムフィールドをカスタマイズし、ページ遷移せずに重要な情報を入力・確認できるようになりました!
- 1.8 スプリントのベロシティ計算に会社の休日設定が反映されるようになりました。
- 1.9 リリースラインをより直感的に操作できるよう改善しました。
- 1.10 複数チケットを選択して右クリック→タグのサブメニューから、タグを一括で付与・削除できるようになりました。
- 1.11 コメントを執筆中に別のチケットを確認しに行っても、元のチケットに戻るとコメントの下書きがそのまま残るようになりました。
- 1.12 Neoバックログのドラッグ&ドロップの操作感が変わりました。
- 2 Lychee フレンドリーUX ver1.3.1
- 3 Lychee ガントチャート5 ver5.5.1
- 4 Lychee イシューフォーム5 ver2.2.0
Lychee Agile ver2.1.1
PBI(プロダクトバックログ・アイテム、チケット)をリリースラインに紐づけることで、「いつまでに何をやるか」のスコープ調整をしやすくしました。
Neoバックログ上でチケットを右クリックしてリリースラインを選択するだけで紐づけられます。絞り込みパネルでリリースラインを選ぶと、紐づけられたPBIをサイドパネルで確認しながらメインのNeoバックログも操作でき、「このPBIを今回のリリースに入れる・外す」という判断をその場で完結させられます。
リリースラインに紐づけられたPBIには、リリースライン名のバッジが表示され、全体を眺めながら「どのPBIがどのリリースに向かっているか」をひと目で把握できます。Neoバックログの検索(Command/Ctrl+F)でリリースライン名や期日もヒットしてハイライトされるため、多くのリリースラインが並ぶ中から目的のものをすぐに見つけられます。
これらの機能により、リリースラインに関連するPBIを全体の中で把握しながら、スコープ調整や優先順位の組み替えがしやすくなります。

リリースラインに間に合わないPBIをアラートで知らせる機能がパワーアップしました。
リリースラインに含まれるのにリリースよりも後の予定となっているPBI(チケット)が残っていると、警告「リリースに間に合わないチケットがあります」が表示されます。リリース計画のズレやスコープの漏れを見落とさず、早めに対処しやすくなります。
CSVインポートなどでPBIが追加された後も、スコープの漏れをその場で確認でき、クリックすると該当リリースラインの絞り込みが開きます。表示されたチケットをリリースラインより上に移動して、スコープを調整しましょう。

警告は次の場合に表示されます。
- 「リリースラインに間に合いません」
- ドラッグ&ドロップでリリースラインに紐づけられたPBIをリリースラインより下に配置した場合
- 「間に合わないチケットがあります」
- リリースラインに紐づけられたチケットよりも上にリリースラインをドラッグしようとした場合
- 「リリース予定に間に合いません」
- 別のチケットを追加するなどでスプリントの計画がずれ、リリース予定日がスプリント完了日を超えた場合
Neoカンバンにもリリースラインの区切り行とバッジが表示されるようになり、スプリント中にチームがリリース計画との乖離に気づきやすくなりました。
チームが「このチケットはいつまでのリリースに向かっているか」をNeoカンバン上で把握できるようになります。スプリントの進行中に「このままではリリースに間に合わないかもしれない」と気付いた開発者が、その場でPO(プロダクトオーナー)にスコープ調整や期日の見直しを相談しやすくなります。

Neoカンバンのチケットカードのタイトル直下に、タグ(エピックなどとして活用)が表示されるようになりました。
詳細パネルを開かなくても、このチケットがどのユーザーストーリーの塊(エピック)に属するかをNeoカンバン上で確認でき、開発者がエピックの文脈を意識しながら作業を進めやすくなります。

Scrum@Scaleなど複数チームがある場合に、スプリントゴールをチームごとの「サブゴール」に分割して設定できるようになりました。
自チームのゴールを意識しながら進めやすくなりました。

Neoバックログのツールバーから「担当チームで絞り込み」をクリックすると、そのチームのPBIだけに絞り込んだ状態でメインゴールとサブゴールを並べて確認できます。メインゴールからサブゴールを作成してPBIを割り当てていく際も、チームのPBIを確認しながらサブゴールを調整する際も、編集しやすくしています。ゴールとPBIの関連をリアルタイムに確認しながら振り分けを進められるため、各チームが自分たちの担当範囲とゴールを意識しながら計画を進めやすくなります。

Neoカンバンでも担当チームを選択した状態でサブゴールを確認できるようになり、スプリントの進行中に自チームのゴールを見失わずに日々の作業を進めやすくなります。

※ サブゴールの追加・編集・削除はNeoバックログから行ってください。Neoカンバンのサブゴールは表示専用です。過去のスプリントのサブゴールは読み取り専用です。
Lychee Redmine外で管理していた大量のPBIを一括でNeoバックログに取り込めるように、CSVインポート機能を追加しました。
表計算シートでバックログを管理していた場合でも、これまでかかっていた手入力の手間なくNeoバックログへ乗り換えられます。
ツールバーの「PBIをインポート」よりインポート画面に遷移します。

CSVの各列をマッピングするだけで一括登録が完了します。

※ リリースラインを指定してインポートする際は、マッピング画面でバージョン列を選択し「存在しない値は新規作成」にチェックを入れてください。インポートを行うには、「バージョンの管理」権限が必要です。
詳細パネルに表示する標準フィールド・カスタムフィールドをカスタマイズし、ページ遷移せずに重要な情報を入力・確認できるようになりました!
詳細パネルの歯車アイコンから設定モーダルを開き、表示したいカスタムフィールドを選ぶだけです。タグや担当者などの標準項目も設定変更できます。

Neoバックログは計画フェーズ、Neoカンバンは実行フェーズで使うため、それぞれ独立した設定を持てるようになっています。よく使われる形式のカスタムフィールドに対応しています。
※ バージョン・ユーザー・添付ファイル・選択肢グループ・進捗率形式のカスタムフィールドには対応していません。
スプリントのベロシティ計算に会社の休日設定が反映されるようになりました。
これまでGWや年末年始があるスプリントでは、プランニング時に休日分のポイントを手動で差し引く必要がありましたが、休日設定(Lychee Workdays)をもとに自動で調整されるため、その手間がなくなります。
スプリントヘッダーのポイント表示にマウスカーソルをホバーすると、「合計ポイント / 予想消化ポイント(営業日数 × 1営業日あたりNpt)」の内訳が確認でき、そのスプリントのキャパシティをひと目で把握できます。

リリースラインをより直感的に操作できるよう改善しました。
以下の改善を行いました。
- スクロール中もリリースラインやIceboxをすぐに操作できるように、ツールバーが常時表示されるようになりました。
- リリースラインカードをダブルクリックするだけで名前の編集モードに入れるようになりました。(フォーム外をクリックすると保存)
- リリースライン内の全チケットが完了すると、リリースラインが自動的にクローズされます。
※ Neoカンバン上のリリースライン行は表示専用です。ドラッグ&ドロップ・編集・削除はNeoバックログから行ってください。
※ Iceboxのチケットはリリースラインと紐づけられません。IceboxからNeoバックログにPBIを移動した際に既存の紐づけはクリアされます。
複数チケットを選択して右クリック→タグのサブメニューから、タグを一括で付与・削除できるようになりました。
担当者の一括変更と同じ操作感で、大量のPBIのタグ整理をまとめて進められます。

コメントを執筆中に別のチケットを確認しに行っても、元のチケットに戻るとコメントの下書きがそのまま残るようになりました。
戻ったときに書きかけのコメントが消えているため書き直す、という手間がなくなりました。

※ 下書きはページをリロードすると消えます。
Neoバックログのドラッグ&ドロップの操作感が変わりました。
ドラッグ中はカードが半透明で元位置に残り、ホバーした位置の上下に挿入後の空白が空き移動先を示すようになりました。

Lychee フレンドリーUX ver1.3.1
WYSIWYGエディタ(見たまま編集)のツールバーにアラート挿入ボタンを追加しました。
種別を選んで本文に挿入でき、Redmineの見た目と一致した状態で確認・編集できます。
※ Redmine 6.1以降のみ対応しています。

Lychee ガントチャート5 ver5.5.1
マイルストーンに複数のチケットを紐づけられるようになりました。
「複数の作業がそろって初めて次の工程に進める」という合流点を、そのままマイルストーンで表現できるようになりました。これまで複数チケットをまとめるためだけに用意していたダミーのチケットが不要になり、ガントチャートをすっきり見やすく保てます。紐づけは従来どおりマイルストーンの編集画面から行えます。編集画面でチケットIDにマウスを合わせると、ガントチャート上の該当行がハイライトされるため、どのチケットを紐づけているかを確認しながら編集できます。

紐づけたチケットの期日がマイルストーンの日付を超えている場合に警告バーが表示されるようになりました。
警告バーにカーソルを合わせると超過しているチケットの一覧が表示され、チケットを選ぶと該当行までスクロールしてハイライトされます。マイルストーンに間に合わないチケットを見落とさず、より早く対処できます。

ガントチャート5画面で、Command/Ctrl+FによるチケットID・チケット名の検索ができるようになりました。
これまでブラウザの検索機能では、画面に表示されている範囲内のチケットだけが検索対象でしたが、この機能により表示範囲外のチケットも検索対象となりました。検索にヒットした行まで自動でスクロールするため、チケット数が多い大規模なガントチャートでも、目的のチケットをすぐに見つけられます。
※ チケットID列が非表示の場合でも、チケットIDで検索できます。
※ フィルタや折り畳みで非表示になっているチケットは検索対象外です。

基準日(今日)の初期表示を過去側に約2週間分表示する位置に変更しました。
直近の予定を確認する領域を確保しつつ、ガントエリアを広げた場合にこれから先のスケジュールをより広く見渡せるようになりました。

期日を超えたプロジェクト・バージョンの背景色を変えることで、プロジェクトやバージョン全体の進捗を把握しやすくなりました。
背景色が変わる条件は以下の通りです。
- プロジェクト
- 期日超過(背景色:薄い赤):プロジェクトの期日が過去かつ未完了
- バージョン
- 期日超過(背景色:薄い赤):バージョンの期日が過去かつ未完了
- 進捗遅れ(背景色:薄いオレンジ):バージョンの期日はまだきていないが、バージョンの進捗率が今日時点で本来あるべき進捗に達していない

チケットを右クリックしたコンテキストメニューに「リンクをコピー」を追加しました。
ガントチャート上で見つけたチケットのURLをその場でコピーして、チャットや議事録などにすぐ貼り付けられるようになりました。 複数のチケットを選択してコピーすると、選択したチケットだけに絞り込んだ一覧のURLがコピーされるため、「この一連のチケットを見てほしい」という共有も1回で済みます。

Lychee イシューフォーム5 ver2.2.0
簡易コメントやインライン編集で、画像をドラッグ&ドロップ/コピー&ペーストで貼り付けできるようになりました。
スクリーンショットをそのまま貼り付けられるので、いったん保存してファイルを選んで添付する、という手間がなくなり、コメントのやり取りが大きくスピードアップします。複数枚の画像もまとめて貼り付けられます。
対象:簡易コメント、コメント、説明、長いテキスト型のカスタムフィールド
※ご利用には、Redmineの「テキストの書式」設定が「CommonMark Markdown」である必要があります。
インライン編集できる項目にマウスを合わせると、その項目が薄く強調表示されるようになりました。
クリックすればその場で編集できることに気づきやすくなり、直感的に操作できるようになると同時に、意図しない誤編集も抑えられます。

チケットの「編集」「送信」「キャンセル」の操作ボタンを、画面上部のタイトルバーに常時表示するようにしました。
縦に長いチケットでも、ボタンまでスクロールすることなく、その場で編集・保存・キャンセルができます。
※Redmine 6.1以降でご利用いただけます。



