2026年8月:アップデートの詳細
2026年8月のリリースに含まれる機能追加・機能改善/仕様変更を紹介します。
目次
- 1 Lychee ダッシュボード ver2.0.0
- 2 Lychee Agile ver2.2.0
- 2.1 絞り込みパネルで複数条件を組み合わせて指定できるようになりました。
- 2.2 PBIを1枚ずつ移動する繰り返し作業をなくせるように、絞り込んだPBIを複数選択してまとめてバックログへドラッグ&ドロップできるようになりました。
- 2.3 チームの開発ペースをひと目で確認できるように、ベロシティの推移グラフを追加しました。
- 2.4 先のリリース計画の遅れもバックログ上で確認できるように、「リリース予定に間に合いません」の警告が「以降のスプリント」に置いたリリースラインにも表示されるようになりました。
- 2.5 ポイント未入力のチケットがあっても計画が崩れないように、スプリント切り替え時のチケットの引き上げが停止しなくなりました。
- 3 Lychee ガントチャート5 ver5.6.0
- 4 Lychee AI ver1.5.1
- 5 Lychee プロジェクトテンプレート ver1.5.4
Lychee ダッシュボード ver2.0.0
ダッシュボードに「今日のトピック」を追加しました。
「今日のトピック」では、プロジェクトの未完了チケットを6つの状態(遅延/期日超過/未着手/更新停滞/担当者未設定/予定工数未設定)で自動集計し、対象チケットを「対処すべき度合いの高い順」に一覧表示します。期日超過を最優先に、遅れや放置の期間が長いもの、複数のリスクが重なっているものが上位に並ぶため、ダッシュボードを開くだけで対応の優先順位がひと目でわかります。
すでに予定から遅れている状態を「赤」(遅延・期日超過・未着手)、開始前の準備が整っていない状態を「黄」(更新停滞・担当者未設定・予定工数未設定)と色分けして表示します。「まもなく開始するのに担当者が決まっていない」「3営業日以上更新が止まっている」といった、まだ遅れていないものの火種になりうるチケットを事前に検知できるため、遅延が発生してから対処するのではなく、発生前に防ぐ運用が可能となります。
一覧の各チケットには操作ボタンが並んでおり、期日変更・ステータス更新・担当者変更・進捗更新・予定工数入力・コメント投稿を、画面を移動せずにその場で行えます。

■ 想定される活用シーン
- 毎朝5分の状況把握
- 朝会でダッシュボードを開き、赤の状態のチケットから順に更新します。期日超過かつクリティカルパス上のチケットを最優先で判断できます。
- 遅延リスクへの先回り対応
- 担当者未設定・予定工数未設定のチケットは3営業日以内に開始するものだけが表示されるため、その場でアサインすれば「赤に育つ前」に対処できます。
- 更新停滞へのフォロー
- 停滞しているチケットにその場でコメントして状況を確認します。ステータス確認のためだけの会議を減らせます。
- 朝会でチームへの共有
- チームメンバーで同じ画面を見ながら話すことで認識のずれがなくなり、期日調整や担当者の割り振りもその場で行えます。
Lychee Agile ver2.2.0
絞り込みパネルで複数条件を組み合わせて指定できるようになりました。
タグ・リリースライン・チームの条件を同時に指定して、すべての条件を満たすPBI(プロダクトバックログアイテム)だけを表示できます。「『帳票機能』のタグが付いていて、次のリリースに入っているPBI」のように複数の情報を掛け合わせて確認したい場面で、大量のPBIの中から目的のものを探し回る時間がなくなり、優先順位の議論にすぐ入れます。
条件は検索付きの入力欄から選ぶ形になり、選択肢が多くても探しやすくなりました。選んだ条件はチップで表示され、×でひとつずつ外せます。値が「未設定」という条件を指定した絞り込みも可能なため、「タグの付け忘れがないか」といった設定漏れの洗い出しにも使えます。

PBIを1枚ずつ移動する繰り返し作業をなくせるように、絞り込んだPBIを複数選択してまとめてバックログへドラッグ&ドロップできるようになりました。
絞り込みパネルのPBIをCtrl(Macの場合はCmd)クリックやShiftクリックで複数選択し、そのままバックログの好きな位置へ差し込めます。「この機能のPBIを次のリリースに向けてまとめて優先順位を上げたい」というときに、1回のドラッグで完了します。

チームの開発ペースをひと目で確認できるように、ベロシティの推移グラフを追加しました。
ツールバー右端の「その他」メニューから「ベロシティの推移」を選ぶと、直近スプリントの完了ポイントと、平均ベロシティ(3スプリントの移動平均)・1営業日あたりの消化ポイントがグラフで表示されます。チームのペースが上がってきているかを数字で確かめられるので、ふりかえりでチームの成長を共有したり、次のスプリントの計画量を決めたりする材料になります。あわせて、設定とインポートも「その他」メニューにまとめました。

先のリリース計画の遅れもバックログ上で確認できるように、「リリース予定に間に合いません」の警告が「以降のスプリント」に置いたリリースラインにも表示されるようになりました。
これまで警告が出なかった「以降のスプリント」に置かれたリリースラインでも、チケットが入っている最も遅いスプリントの終了日がリリース期日を越えていれば警告が出ます。数スプリント先のリリースの遅れにも今のうちに気づけるので、余裕を持ってスコープや順番の見直しに動けます。
ポイント未入力のチケットがあっても計画が崩れないように、スプリント切り替え時のチケットの引き上げが停止しなくなりました。
これまで先のスプリントにポイント未入力のチケットがあると、それ以降のチケットが引き上げられず手前のスプリントが空いたままになることがありました。今後はポイント未入力のチケットもそのまま引き上げ、後続のチケットの引き上げも続きます。スプリントが切り替わるたびに空きを手で埋め直す手間がなくなります。
Lychee ガントチャート5 ver5.6.0
ガントチャートを見ながらチケットの分類を整理できるように、Lychee Agileのタグをガントチャート上でも付け外しできるようになりました。
ガントチャート上のチケットを右クリックすることで、Lychee Agileで使っているタグの追加・取り外しができます。複数チケットを選択して一括で付け外しすることも、検索で候補を絞ることもできます。メニューは選んでも閉じないので、1回の右クリックで複数のタグを続けて操作できます。
表示項目に「タグ」列も追加され、チケットに付いているタグをガントチャート上で確認できます。たとえばOKRのObjective(目標)ごとにタグを付けてチケットを分類している場合、上長やPOとスケジュールを見ながら優先順位を話し合う場で、ガントチャートとLychee Agileの画面を行き来せずにその場でタグを整理できます。

さらに、タグはチケット一覧の表示項目にも追加できます。タグで管理している分類を、チケット一覧での確認にも利用できます。

※タグはLychee Agileの機能のため、Lychee Agileが有効なプロジェクトでのみ利用できます。複数プロジェクトにまたがってチケットを選択している場合、タグの操作はできません。
※タグ列での並べ替えやグループ化には対応していません。
Command/Ctrl+Fの検索機能を改善しました。
チケットだけでなくプロジェクト名・バージョン名もヒットするようになりました。設計業務ごとにサブプロジェクトを作り分けているようなチームでも、目的のプロジェクトやバージョンの行を検索から直接たどれます。

プロパティエリアをすべて閉じている状態でも、検索結果をガントチャート上で確認できるようになりました。題名が画面に表示されていない状態でも、どの行がヒットしたかがその場でわかります。ガントバーが画面内にある場合はバー上の題名ラベルがハイライトされ、バーが見切れている場合や開始日・期日が未設定でバーがない場合は、タイムラインの左端にその行を示すチップが表示されます。

Lychee AI ver1.5.1
新しいAIモデルが登場したらすぐ乗り換えられるように、モデルを自由に設定できるようになりました。
設定画面のモデル欄が自由入力になり、候補一覧からも選べるようになりました。OpenAIでは入力したAPIキーで利用できるGPT-5系モデルの一覧を取得して表示し、AzureでもGPT-5系のモデル名を入力欄から選べます。より高度なモデルや高速なモデルが登場した際には、Lycheeのアップデートを待たずにその日から利用できます。
※初期設定のモデルは gpt-5.6-terra になりました
Lychee プロジェクトテンプレート ver1.5.4
プロジェクトテンプレートを使用してプロジェクトを作成する際に、コピーしたチケットのメール通知を送信するかを設定できるようになりました。
プロジェクト作成画面でテンプレートを選択すると、「コピーしたチケットのメール通知を送信する」設定が表示されます。OFFの状態で作成するとメールが送信されないため、テンプレートに多くのチケットが含まれていても、プロジェクトを作るたびに大量の通知メールがメンバーに届く、ということがなくなります。

※初期設定はOFF(通知メールを送信しない)です。
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