Lychee Redmineは、オンプレミス版とクラウド版をご用意していますが、導入をご検討いただく際に、オンプレミス版にするか、クラウド版にするか迷われる方も多いのではないでしょうか?そんな方向けに、オンプレミス版とクラウド版でかかるコストの違いをまとめました!ライセンス体系をどちらにするか検討する際にぜひご参考ください。

オンプレミスとクラウドサービスでは、発生するコストが異なる!

オンプレミス(自社で物理サーバーマシンを構築し運用する)とクラウドサービス(SaaS)を利用した場合のコストの違いについて説明します。

  • オンプレミス
    • 必要となる費用は、大きく4つに分類されます。
      • ソフトウェア費用:導入するソフトウェアのライセンス費用
      • ハードウェア費用:物理的なサーバーの費用
      • 運用保守費用:サーバーの維持に必要OSバージョンアップなどのメンテナンス費用
      • 設備費用等:サーバー外の通信装置やサーバールームなどの費用
  • クラウドサービス
    • 必要となる費用は、サービスの利用料のみです。サービスによっては初期費用が発生します。

 

オンプレミスでは、ソフトウェアの費用以外に、ハードウェアの費用やメンテナンスのための人件費が必要となります。OSのバージョンアップやセキュリティパッチの適応を怠るとサーバーが老朽化し、セキュリティの問題が発生します。

一方、クラウドサービスには、支払うサービス利用料にハードウェアの費用や運用保守費用が含まれます。サービス提供者により、稼動環境のメンテナンスやセキュリティ対策が施され、利用者がOSレベルの運用保守を気にする必要はありません。

Lycheeスタンダードプランを10ユーザーで利用することを想定してコストを比較する!

モデルケース

導入するハードウェアや設備、人件費を以下のように仮定してコストを比較します。

項目 仮定
利用人数 10名
利用する Lychee Redmine Lycheeスタンダードプラン
ソフトウェア費用、サービス利用費 クラウド:         ¥900/ユーザー 月額
オンプレミス(タイムド): ¥800/ユーザー 月額
オンプレミス(買取):   初年度 ¥18,000/ユーザー 年額
次年度以降 ¥5,400/ユーザー 年額
※2023年6月時点の価格
ハードウェア費用 ¥60,000/年
※ ¥180,000のサーバーマシンを3年償却(¥60,000/年)
運用保守費用 ¥45,000/年
※ 3か月に1度、4時間のメンテナンスを実施(OSパッチ、RedmineやLychee Redmineのバージョンアップを想定)
エンジニアの人月単価を60万円(時給換算で¥3,750)と試算
¥3,750 × 4時間 × 3回 = ¥45,000/年
設備費用等 ¥24,000/年
※ 物理サーバーの設置場所やUPS、ルーター、ネットワーク設備等の費用
社内の全サーバーマシンに按分するとし、価格は低めを仮定
月¥2,000 × 12か月 = ¥24,000/年
その他費用 ¥90,000/年
※ 初期構築費用(OS上にソフトウェアを導入、その他設定など)
エンジニア3人日で完了すると仮定
¥3,750 × 24時間 = ¥90,000
※ Lychee Redmineのクラウドサービスの場合、初期費用は無料

 

それぞれの契約形態でかかる費用

モデルケースを元に、オンプレミス買い取りライセンス、オンプレミスタイムドライセンス、クラウドサービスでそれぞれかかるコストを記載します。

3つを比較すると、クラウドサービスは、ソフトウェア費用(サービス利用料)以外のコストが不要なため、圧倒的な低コストで運用できることがわかります。ソフトウェア費用はオンプレミス(タイムドライセンス)よりも高いものの、ハードウェア費などのサーバー構築・維持のための費用がかかりません。

初年度と次年度以降で比較すると、クラウドサービスならTOCを大幅削減できることがわかる!

Lychee Redmineをオンプレミスにて買取(永続利用ライセンス)とタイムド(期間指定ライセンス)を利用した場合とクラウドサービスを利用した場合の、初年度と次年度以降のコストの比較です。

ソフトウェア費用だけではなく、それ以外のサーバー構築・維持コストを含めた総コストを比較すると大きな違いがあります。クラウドサービスを利用するとTOCを大幅に削減できることがわかります。

さらに長期的にみると、クラウドサービスの方が圧倒的にコストを抑えられる!

それぞれの運用方法を5年間の累計コストでグラフにすると、こうなります。

オンプレミス(買取ライセンス)とクラウドサービスに着目すると、初年度はクラウドサービスのほうが30万円ほど安く、運用年数が経つにつれて累計コストの差が大きくなります。今回のモデルケースでは、5年間で約60万円の差が発生することがわかります。

コストを抑えて導入するなら、クラウド版がおすすめ!

Lychee Redmineのオンプレミス版とクラウド版のコストを比較しました。クラウド版では、設備費用や運用保守費用がかからないため、TOCを削減して、低コストで運用できます。サービスの詳細や30日間無料の体験版については、以下よりご確認ください!


 

Lychee Redmineのコストや機能について、詳しい説明をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。